【illustrator】アピアランス

【illustrator】アピアランス

【0】アピアランス

このセクションでは、アピアランスについて学んでいきます。
アピアランスってめちゃくちゃ便利で、線と塗りと効果と不透明度の4つを一元管理できます。
単純に作業効率があがりますし、試したいパターンを簡単に比較できるのがデカイです。
例えばどんな塗りにしようか悩んでいたとして、塗りを5つくらい一気に出してそれぞれ設定した後に表示・非表示でどれにしようか選ぶことができます。
それと効果を簡単につけられます。
効果には「ぼかし」とか「ドロップシャドウ」とか「光彩」とか「落書き」とかあるんですけど、塗りとか線ひとつひとつに適用できます。
なので同じ色の線だけど、ひとつは落書きっぽく、もうひとうは少しぼかして、ということがひとつのオブジェクトの中でできます。
そのうえでレイヤーパネルみたいに、塗りや線の重ね順を変えられます。
例えばチャレンジしていただくこちらのWEBバナーも簡単に作れます。
最後にアピアランスをまとめると、線と塗りと効果と不透明度の4つを一元管理できて、視覚的にめちゃくちゃ分かりやすいし、色んなパターンを試せるし、後から何回でも調整できるし、っていう最高のツールです。
WEBバナーやロゴ、キャラクターを作るとき、イラストを描くときに凄く重宝するので、是非あなたも使えるようになりましょう。

【1】アピアランス_線と塗り

1_アピアランス_線と塗り
アピアランスパネルを出すには、ウィンドウ/アピアランス にチェックを入れてください。
まずは適当に文字をアートボード上に作ります。
そのテキストを選択状態でアピアランスパネルの左下にある「新規線を追加」をクリックします。
すると「線」と「塗り」の項目が追加されます。

カラーの部分をクリックするとスウォッチが出てくるので色の変更が可能です。
Shiftを押しながらクリックするとRGBが開きますので、好きな方で色調整してください。

線と塗りはそれぞれ不透明度の設定ができます。
線、塗りの文字の左側にある[>]のマークをクリックします。
不透明度は0から100%の間で数値を変えることができ、100だと全て見える状態、0だと全く見えない状態です。
通常になっているところを乗算にしたりスクリーンしたり、といったことも可能です。

塗りと線は重ね順によって見え方が変わります。
線の上に塗りを置くか、もしくは塗りの上に線を置くか、その時々で判断してください。

【2】アピアランス_移動

2_アピアランス_移動
アピアランスはテキストだけでなく、パスにも対応しています。
例えば長方形ツールでかいた長方形でもテキストの時と同じように線と塗りを調整できます。

レイヤーパネルの各項目を見ると、文字の右側に[〇]があります。
何のオブジェクトも選択していない状態だと[〇]となっています。
オブジェクトを選択した状態だと[◎]になります。
そしてアピアランスで線と塗りを追加して調整した状態だと[●]という感じでグレーの色がついています。
[●]を他のレイヤーの[〇]に移動することができます。
ドラッグ&ドロップしてみましょう。

また、オブジェクトをグループ化してみましょう。
そして選択状態でアピアランスパネルを開くと、一番上に「グループ」という文字が出ています。
グループに対して塗りや線を追加したり、不透明度を変えることも可能です。

【3】アピアランス_効果

3_アピアランス_効果
オブジェクトを選択状態でアピアランスパネルを開きます。
アピアランスの左下に「新規効果を追加」という[fx]のアイコンがあるのでクリック。
その中のスタイライズに以下の項目があります。
・ぼかし
・ドロップシャドウ
・光彩(内側)
・光彩(外側)
・落書き
・角を丸くする

どれでもいいのでクリックします。
そしてプレビューにチェックを入れた状態で数値を変更してOKを押すとオブジェクトに反映されます。
アピアランスパネルにもその効果の項目が追加されています。
効果の名前をクリックするといつでも数値の調整は可能です。

【4】アピアランス_グラフィックスタイルライブラリ

4_アピアランス_グラフィックスタイルライブラリ
ウィンドウ/グラフィックスタイル にチェックを入れてください。
するとグラフィックスタイルのパネルが開くので、その中の左下のグラフィックスタイルライブラリメニューをクリック。
たくさんの項目が入っています。

とりあえず、3D効果をクリックしてみましょう。
3D効果のパネルが開きましたね。
アートボード上のオブジェクトを選択して、3D効果のアイコンをどれでもいいのでクリックして適用してみてください。
オブジェクトの形が変わったかと思います。
また適用した効果はアピアランスでどんな構成になっているのか確認することができます。
思ったよりも多くの塗りや線を重ね合わせていることが分かり、非常に勉強になります。
また適用した効果はグラフィックスタイルパネルに追加されていきます。

【5】アピアランス_グラフィックスタイル作成と保存

5_アピアランス_グラフィックスタイル作成と保存
自分で作ったアピアランスはグラフィックスタイルに登録することができます。
つまり、他のオブジェクトにもそのアピアランスを適用することが簡単になるということです。
やり方としては、自作のアピアランスを適用しているオブジェクトを選択状態で、グラフィックスタイルの右下にある「新規グラフィックスタイル」をクリックするだけです。
もしくはドラッグ&ドロップでもOKです。
アイコンが追加されましたね。
それでは違うオブジェクトを選択して、そのアイコンをクリック。
適用されたかと思います。

グラフィックスタイルに追加したアイコンは削除することもできます。
アイコンを選択して、右下のごみ箱をクリック。
Shiftキーを押すと一気にアイコンを選択できます。

ではよく使う効果のアイコンだけ集めたグラフィックスタイルを登録してすぐ呼び出せるようにしてみます。
グラフィックスタイルの左下のグラフィックスタイルライブラリメニューをクリック。
その中の一番上、「グラフィックスタイルを保存」をクリック。
何でもいいのでファイル名をつけて保存します。
またグラフィックスタイルライブラリメニューを開いて、下にある「ユーザー定義」の中に先ほど保存した名前があると思うのでクリック。
するとパネルが開いていつでも自分のお気に入りのグラフィックスタイルを呼び出せます。

【6】チャレンジ「WEBバナー」

6_チャレンジ「WEBバナー」
画像のようなWEBバナーを作ってみましょう。

【7】解答例「WEBバナー」

7_解答例「WEBバナー」
まず正方形を作ります。
アピアランスで塗りと線を追加していきましょう。

塗りは青っぽい色で一番上に置いておきます。
下にオレンジの線で20px。
線を複製して赤で40px。
線をまた複製して茶色で60px。

茶色の線を複製して塗りの上に持っていきます。
色はグラデーションの「ホワイト、ブラック」を選びます。
線の文字をクリックして線パネルを出し、線の位置で「線を外側に揃える」を選択します。
線幅は30pxにしましょう。

次にその線の不透明度をクリック。
通常になっているところを「差の絶対値」にします。
すると線の色が左右で変わります。

次に文字です。
文字ツールで文字を入力します。
「梅雨限定」
アピアランスで塗りを水色に指定します。
効果はドロップシャドウをつけます。
文字のフォントは何でもいいですがポップ体にしてみました。

「虹色SALE」
梅雨限定を複製して文字を打ち換えます。
塗りに対しての効果はドロップシャドウ、光彩(内側)、光彩(外側)を設定しています。
効果の並び順は上から光彩(内側)、ドロップシャドウ、光彩(外側)です。

水滴をペンツールで描きます。
グラフィックスタイルに登録した梅雨限定のアピアランスを適用します。
水滴はAltキーを押しながらドラッグアンドドロップで複製します。
水滴を全て選んでグループ化、アピアランスから不透明度を30%にして、文字の下に配置します。

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