【illustrator】文字ツール

【illustrator】文字ツール

【0】文字ツール

このセクションでは、文字ツールの使いかたを紹介します。
普段見かける雑誌や広告、チラシ、ポスター、ホームページ、映画やアニメのタイトルロゴをよく見ると、文字デザインは相当工夫されているのが分かると思います。
なぜこだわってデザインするかというと、当然ですけど大事だからです。
例えばゲームのタイトルロゴだと、作品の方向に沿って何パターンかデザインを作って最終的にひとつに絞ります。
文字のデザインで印象は随分変わりますし、実際売り上げにもかなり関わっています。
例えばチャレンジしていただくこの文字だけのポスター、同じ文章でも色や文字のサイズ、角度、フォントを変えるだけで全然違ったものになるのが想像できますか?
このセクションではデザインのコツというより使いかたを解説するんですが、デザインスキルは自分で磨くことができます。
例えば買い物をしているとき、電車の中、テレビCM、世の中は多くの文字であふれています。
自分の心に響いた文字のデザインを覚えて、どうして心に響いたのか考えて、実際にIllustratorで描いてみてください。
奥深い文字のデザイン、一緒に学んでいきましょう。

【1】文字パネル

【1】文字パネル
文字ツールで文字を打ってみましょう。
ウィンドウ/書式/文字 で文字パネルを出します。
フォント、サイズ、縦幅、横幅などが設定できます。

文字間のカーニングを設定」は、文字と文字の間の距離を設定できます。
任意の文字間にカーソルを合わせ、[Alt+矢印キー]でもカーニング設定ができます。
それぞれの文字間で距離を変えてももちろんOKです。

選択した文字のトラッキングを設定」は、全体の文字間隔を設定できます。
文字を選択状態で、[Alt+矢印キー]でもトラッキング設定ができます。
ユーザーが見やすい感覚を意識してみましょう。

文字ツメはトラッキングと同じようなものです。
文字ツメかトラッキング、使いやすい方を使いましょう。

書式/大文字と小文字の変更 で英語の大文字、小文字の設定ができます。
また文字パネルの「オールキャップス」「スモールキャップス」でも英語の大文字、小文字の設定ができます。

下線や打消し戦もあるので試してみてください。

環境設定/テキスト/新規テキストオブジェクトにサンプルテキストを割り付け のチェックを外すと、文字ツールでクリックしたときにサンプルの文章が表示されなくなります。

【2】エリア内文字ツール

【2】エリア内文字ツール
長い文章を打ち込むときに便利です。
環境設定/テキスト/新規テキストオブジェクトにサンプルテキストを割り付け のチェックを入れた状態で、文字ツールを持ちドラッグすると文章が表示されます。
その文章をコピーしておきましょう。

長方形ツールで長方形を作り、エリア内文字ツールを持った状態で長方形のパスにカーソルを持っていきクリックします。
するとコピーした文章がペーストされます。
そしてバウンディングボックスを拡大してみると、文章がさらに表示されますね。

文章がその長方形のエリア内に表示しきれていない場合、右下に赤い小さな□が出てきます。
そちらをクリックするとカーソルの形が変わりますので、他のアートボード上をクリックします。
すると文章の続きが表示されます。

またパスは星型でも何でも問題ありません。
星型の場合その星のパスの内部に文章が表示されます。
パスは拡大・縮小したり、ダイレクト選択ツールでアンカーポイントを動かしても、文章は新たなパスの形に対応して表示されます。
ペンツールやブラシツールで閉じていないパスを描いたとしても、エリア内文字ツールは使用可能です。

エリア内文字ツールのアイコンをダブルクリックするとエリア内文字オプションが出てきます。
そちらで幅や高さ、行と列の段数、オフセット、テキストの方向などの設定が可能です。
その場合、プレビューへのチェックを忘れないでください。

【3】パス上文字ツール

【3】パス上文字ツール
まずパスを描きましょう。
例えばペンツールでパスを描いた後に、パス上文字ツールをもってパスの上でクリックします。
するとサンプルの文章が出てくると思います。
もしくは自分で文章を入力していってください。

パスにすべての文章が入っていないときは、パスの終わりに赤い□が出ているので、それをクリックしてカーソルが変わったらどこでもいいのでクリックしましょう。
続きの文章が表示されます。

パスの先頭と真ん中、後ろに線があると思います。
そちらを持ってドラッグすると文字の開始位置、終了位置を変更できます。

書式/パス上文字オプション をクリックすると効果を選択できます。
色々と試してみましょう。

【4】文字(縦)ツール

【4】文字(縦)ツール
縦に文字を描くことができるツールです。
数字を入力すると横向きになってしまうので、数字だけを選択して文字パネルの右上の三本線の場所をクリックして縦中横を選びます。
すると縦書きとして見やすくなります。
縦中横設定をクリックするとパネルが開き、上下位置、左右位置を調整することもできます。
ローマ字や英語の場合は「縦組み中の欧文回転」かもしくは「文字回転」で読みやすくなります。

縦書きにしたけれど、やっぱり横書きにしたいとき。
そんなときは、書式/組み方向/横組み にチェックを入れてください。

【5】エリア内文字(縦)ツール

【5】エリア内文字(縦)ツール
エリア内文字ツールの縦バージョンです。
例えば楕円形を作ったとして、エリア内文字(縦)ツールでパス上でクリックするとサンプルの文章が楕円形の中に現れます。
パスのサイズを変えると文章の表示文字数が変わります。

また、書式/ポイント文字に切り替え で文字(縦)ツールで打ち込んだ文章になります。
要するに、パスのサイズを変えると文章のサイズが変わります。

【6】パス上文字(縦)ツール

【6】パス上文字(縦)ツール
パス上文字ツールの縦バージョンです。
例えばペンツールでパスを描いていって、パス上文字(縦)ツールをもってパスをクリックすると、パスの始まりから終わりに沿って文章が縦書きで表示されます。
表示しきれない文章は、違うバスの形に続けて表示させることが可能です。

パス上文字(縦)ツールのアイコンをダブルクリックすると、パス上文字オプションが開きます。
効果やパス上の位置、間隔を調整することが可能です。

【7】文字タッチツール

【7】文字タッチツール
まず文字ツールで適当に文字を入れます。
シフトキーを押しながら拡大して文字タッチツールで調整しやすいサイズにしましょう。
文字タッチツールで一文字ずつ編集していきます。

文字をクリックでバウンディングボックスを出します。
サイズ変更、文字位置、角度を調整可能です。

また文字によっては「カッコつきの文字」や「少し違う形の文字」といった代替案が出てきます。
例えばひらがなの「を」がそうです。
ダブルクリックすると代替の文字に変更可能です。

【8】チャレンジ「文字ポスター」

【8】チャレンジ「文字ポスター」

文字だけのポスターに挑戦してみましょう。

【9】解答例「文字ポスター」

【9】解答例「文字ポスター」
文字(縦)ツールでドラッグすると、サンプル文字が出てきます。
僕はこの文章を使いますが、どんな文章でも構いません。
どこでもいいので、一文をコピー&ペーストします。
そして拡大、改行します。
段落は中央ぞろえにしてみましたが、しなくてもOKです。

フォントは好きなものを選びましょう。
僕はHG行書体にしました。

次に文字タッチツールで「情」「智」という文字を拡大して位置を下にさげました。
また「流」と「角」に角度をつけました。

背景に長方形ツールを置いて、好きな色を付けましょう。
深緑にしてみました。

塗りブラシツールで文字の後ろを白で塗りつぶします。
そしてブラシツールで絵筆ブラシを持ち、黄緑で一部を塗ってみました。
ブラシで描いたものはグループ化します。
できたら文字とグループ化でクリッピングマスクを行います。

次に「情」の横にパスを引きます。
パス上文字ツールで好きな文章を入れましょう。
パスの位置やサイズ、文字サイズを調整します。

長方形ツールでエリアを作ります。
用意している全文をコピーしてその長方形のパスにエリア内文字ツールを持っていきクリックします。
うまくペーストされないときは、そのエリアをダブルクリックで編集状態にして、またペーストしてみてください。
続きの文章をポスターの開いている空間に表示していきます。

最後にクリッピングマスクをすれば完成です。

コメント